病院の診療科目に「アレルギー科」があります!

アレルギー科とはその5

 

医師名、診療日、入院有無や診療時間などは、広く広告してもよいのですが、医師の詳細な経歴や職歴、研修歴などは医療機関の広告としてはNGです。法律によってこのように決められていますが、それを許してしまい勝手な広告が出ると、それにより、患者に対して混乱を招くかもしれませんし、被害が出るかもしれません。

 

 

尚、総合病院などの科として、標榜できる内容は、法律によって定められていますので、勝手に「何々科」を言うような新しい科を病院は作ることが出来ないようになっています。よく知られている科や、みなさんも受診した経験がある科で、内科、外科、心療内科、循環器科、リウマチ科、小児科、整形外科、美容外科など、また、新しいところでアレルギー科などがありますよね。

 

 

科は現在、34種類と決まっていますので、たとえ病院であっても勝手に、新しい科を増やして営業することはできないのです。医療法第70条で決められている名称なので、これ以外、勝手な名称は使うことはできません。

 

 

中にはアトピー科が出来ないかと期待している患者さんもいらっしゃるでしょうが、それは現在のところ出来ていません。確かに、いろいろな科が自由に設定できるようになると、私たちは一体、どの科で見てもらうことが適切なのか、判断できなくなりますからね。

 

 

現在は、このように決められている科の名前ですが、アレルギー科と言う名称の廃止が検討されたこともありますので、また、これらの名称が、今後、整理、修正されることになる場合もあるでしょう。