病院の診療科目に「アレルギー科」があります!

食物アレルギーその3

 

ケースバイケースではありますが、親がアレルギー体質だと子供も、そうなるケースが多いということを覚えておいたほうがよいでしょう。現在では、親御さんと一緒に、同じアレルギー科に通う子供がいることも珍しい光景ではありません。例えば、家族そろって花粉症になってしまうおうちもありますが、それも遺伝と関係していることになりますね。

 

 

食物アレルギーに限らず、他のアレルギー性疾患でも、原因となってくる物質のことをアレルゲンと呼んでいます。食物アレルギーの場合は、このアレルゲンに、大きく三つのものがあります。

 

 

3大アレルゲンと呼ばれていますが、それは、大豆と牛乳と卵です。3つに共通する性質は、たんぱく質を豊富に含んでいることです。ですから、食物アレルギーの原因は、このたんぱく質にヒントがあるのではないかと考えられています。

 

 

ご存知のように、たんぱく質は、体内で分解されアミノ酸になりますが、アミノ酸は粒子が小さいため、食物アレルギーの原因になりにくいです。ですが、子供は、それに対して過敏に反応してしまい、アレルゲンとなっているようです。大人より子供のほうが食物アレルギーの患者が多いことも、これで納得できますよね。

 

 

普段から食事や生活に、どのように気をつけたらよいのか、食事の注意点などについて、アレルギー科で指導してくれますが、子供の食物アレルギーは、周囲が協力をして、子供をアレルゲンから守っていかなければなりません。