病院の診療科目に「アレルギー科」があります!

食物アレルギーその6

 

外食でも、お菓子でも、卵は多くのものに使われていますからね。そこで、日常生活でどのように食物アレルギーから身を守るのかと言いますと、アレルギー科で指導を受けながらも、自分でアレルゲンの反応を記録していくと良いでしょう。

 

 

例えば、ケーキやクッキーなどに使われている卵だけで発症してしまう方は、卵そのものを食べないほうがよいですし、卵を使った料理はNGでしょう。卵焼きや、オムライスなど、卵料理だけで発症する方は、クッキーなど、少量の卵なら大丈夫かもしれませんが、卵料理や卵そのものは、避けましょう。生卵だけで発症する方は、生はダメですが、卵に火を通せば大丈夫と言うケースもあります。

 

 

このように、卵がアレルゲンとなっていても、程度により、出る反応は様々です。自分で記録する、毎日、食べ物と、そのときの発症した状態を日記に記録してみて、自分がどのような場合に発症し、どのような場合、大丈夫なのか、覚書になります。

 

 

アレルギー科で原因を特定できたとしても、それらを全部、避けて生活をしていたら、食べるものがなくなってしまいます。卵、牛乳、大豆、それに、米、小麦など、制限しすぎると、栄養がとれなくなりますし、お子さんの場合は成長する大事なときですから、十分な栄養が取れないと発育不足状態になってしまいますよね。

 

 

アレルゲンを取らないことも大切ですが、同時に、十分な栄養も大切なのです。ですから、一般のアレルギー検査で陽性になったとしても、それが本当に原因なのか、アレルギー科で食物負荷検査を受けてみて確認しておく必要がありますね。