食物アレルギーその5
食物アレルギーを持つ方は、重症の場合、ショック症状が出る場合もありますので、花粉症ですでにアレルギー科に通っている方は、食物アレルギーにも注意したほうが良いと言われています。
何に食物アレルギーがあるのか、自分で知りたい場合、アレルギー科で診てもらうこともお勧めです。ですが、食物アレルギー検査は、通常の血液検査をしても、なかなかアレルゲンが特定できないようです。
血液検査でアレルゲンの反応が出たとしても、それが、直接、食物アレルギーの発症の原因になるほど、大きな反応ではないケースが多いからです。
ですから、食物アレルギーを知りたい場合、アレルギー科で「食物負荷検査」を受けたほうが良いでしょう。食物に含まれている成分を実際に摂取し、それが、患者の食物アレルギーのアレルゲンとなるのかどうか、それを調べる検査です。食物負荷検査で詳しいことがわかれば、何の食材を避ければよいのか、的確にわかりますし、食べることを避けていた食材も反対に食べてよいことがわかります。
このようなデメリットがありますので、自分に何らかの食物アレルギーがあると思っている方は、一度、アレルギー科で検査をしてみてはいかがでしょうか。
実際に、アレルゲンとなる食べ物が特定された場合、アレルギー科でも、それを避ければよいと指導されると思います。ですが、例えば、卵がアレルゲンになった場合、卵を使った食べ物は多いので、とても不便になると思います。